Serende vol.35

  • 2018-3-29

北欧デンマークの首都「コペンハーゲン」。コペンハーゲンを画像検索して出てくるフォトジェニックでカラフルな街並みを見たことがあるだろうか? それが童話作家のアンデルセンも愛したという「ニューハウン」という港だ。 アンデルセンは童話作家としてデビューした頃と晩年をこの地で過ごし、運河沿いには今もアンデルセンが暮らした赤い家が残っている。 ニューハウンとは「新しい港」という意味だが、実は北欧では最も古い人口の港。当時は船乗り達で賑わう繁華街だったそうだが、現在はデンマーク屈指の観光スポットとなっている。 訪れたその日も、運河沿いのカフェやレストランは、思い思いに食事を楽しむ人でいっぱいだった。 港に停まる船の何艘かはカフェやレストランになっていた。 とにかく、どこを撮っても絵になる、写真映えのする街だった。 今回はこのニューハウンからスタートして、コペンハーゲンの街を散策してみようと思う。


運河ツアー
まずは、ニューハウンから観光船に乗り込み船上ツアーへ。 有名な人形姫の像もクルーズしてくれた。歩いていくには、観光地から離れているため、ありがたい。世界3大がっかりなんて言われるが、なるほど小さくて納得である。それでも多くの観光客が押しかけているのは、彼女(人魚姫)の魅力のせいだろうか? 約1時間のツアーで、運河沿いの名所を巡る。前回のセレンデ紹介した有名建築物を撮影しているとあっという間だった。裏路地のような運河もまわり、頭が当たるような低い橋の下を通るなどちょっとしたアトラクションである。運河では水上バスも頻繁に走っているが、観光船のほうが断然楽しい。おすすめだ。

ストロイエ散策
運河クルーズを終えて「ストロイエ」に向かう。「ストロイエ」とは旧市街地を東西に貫く歩行者道路で、コペンハーゲン市庁舎広場とコンゲンス・ニュートー広場をつなぐ約1.1kmのストリート。世界初の歩行者天国と言われており、多くの観光客で賑わうエリアだ。 ストロイエとはデンマーク語で「歩く」という意味で、通りには様々なショップやカフェが並ぶ。まず、歴史を感じる建物のロイヤルコペンハーゲン本店へ。 1775年デンマーク王室御用達製陶所として開窯して以来240年以上の歴史を持ち、その品質と芸術性を備えた製品は世界中で愛されている。日本の団体客の方も多く、少しほっとする。中庭には、「ロイヤルスムーシーカフェ」があり食事やカフェを楽しむことが出来る。 次にレゴショップに立ち寄る。日本でもお馴染みのレゴはデンマーク生まれ。「レゴ」というのはデンマーク語の「LegGodt(よく遊べ)」からネーミングされているのだそうだ。 レゴでつくったニューハウンの街並みなど、楽しいレゴ作品がディスプレイされている。 商品も本店だけあって豊富。大人のお土産としても良いかもしれない。 さらに北欧の生活用品を扱う「イルム」、王室御用達のインテリアショップ「イルムスボーリフス」、それにデンマークで最も歴史あるデパート「マガジンデュノード」といった人気のショップを見て回る。どのお店もオシャレなインテリアや家具・雑貨が多い気がする。やはり北欧というお国柄ゆえだろうか?
さて、次はストロイエから少し離れてラウンドタワー方面へ。 屋上の展望台までは209mもあるスロープをぐるぐると上っていく、面白い造りの建物だ。 タワーの中は意外と開放感があり、途中にはお洒落な感じのホールもあって良い雰囲気だった。 屋上からはコペンハーゲンの街が一望できるため、まずここからの眺めを楽しむのがいいだろう。 ストロイエの西端に隣接するチボリ公園へ。 1843年に建てられたチボリ公園は、アンデルセンが童話の構想を練った場所とも言われ、あのディズニーランドが参考にしたという世界最古の遊園地だ。 コペンハーゲン市庁舎前の広場では、アンデルセンの銅像がチボリ公園を見つめていた。 コペンハーゲンはコンパクトな街だった。ニューハウンからストロイエ周辺を散策して、運河をクルーズすると一通りの観光名所を回ることが出来た。 最後に少し離れているアマリエンボー宮殿にタクシーで向かうことに。 デンマークの王室が暮らすアマリエンボー宮殿。宮殿というには質素な佇まいだ。 それもそのはず、もともとの宮殿だったクリスチャンスボー城が炎上した際、貴族の家敷だった建物を宮殿にしたとのこと。 正午ちょうどに訪れれば、華麗な衛兵の交替式を見学できる。時間を調整して見に行くと良いだろう。


デンマークの食
セレンデの取材では必ずチェックする現地の食品マーケット。 今回伺ったのは、2012年にオープンした屋外型フードマーケット「トーヴェルヘルネ」。このマーケットは2つの建物に別れており、建物に挟まれて屋外のマーケットがある。 マーケット内には、肉や野菜などの生鮮食料品が並び、ワインやコーヒー、こだわりの調味料を扱う店などが揃っている。スモーブローやタパスなどが食べれるお店もあるので、軽食におすすめだ。 コペンハーゲンは、ミシュランで星付きで紹介される店も多い食都として知られている。デンマークの料理にフレンチやイタリアンの要素を入れた料理を出すレストランも多いらしい。 デンマークの伝統的な料理を楽しみたいなら「スモーブロー」がおすすめ。スライスしたライ麦パンの上に様々な食材を乗せて、ナイフとフォークで食べる料理。食べ慣れない食材もあったりするが、それもまた楽しい。 他にもデニュッシュは、デンマークに行ったら是非食べて欲しい。 宿泊したホテルの近くにあった「ラオケフーセ」には、毎朝お世話になった。 コーヒー文化も盛んで、デンマークからは多くのバリスタ世界チャンピオンが生まれているほど。人気のコーヒーショップ巡りをするのもいいだろう。 老舗から食の最先端まで、今回堪能したデンマークグルメの店は、どれもおすすめだ。

 

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