Serende vol.24

  • 2015-10-26

 

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世界で最も美しい都市第3位「シドニー」

オーストラリア最大の人口を誇る都市「シドニー」。アメリカのシンクタンクによる世界都市ランキングにおいて第12位の都市と評価されており、南半球においてNo.1の都市と言われている。また、米誌・フォーブスの「世界で最も美しい都市ベスト12」の第3位に選ばれた事がある。 フランスのパリが1位。カナダのバンクーバーが2位。その次点で選ばれるとはすごいことである。なにをもって美しいとするかは、意見が分かれるところではあるが、シドニーが世界に誇れる都市であることは、間違いないであろう。 そういうわけで、ヨーローッパの街を中心に紹介してきた「セレンデ」も、今回初めてシドニーを訪れてみた。シドニーといえば、ハーバーブリッジやオペラハウスというアイコン的建造物が有名。しかし、今回はセレンデらしくシドニーの高級住宅街エリアや再開発物件を中心に紹介してみたい。高級住宅街といわれる「ダブルベイ」とシドニーで一番有名なビーチ「ボンダイ・ビーチ」周辺を散策することからスタートした。

 

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24_3_1シドニー住宅あれこれ 

シティの東、ポート・ジャクソン湾に面した住宅街がダブルベイといわれるエリアだ。 大きな木と大きな家が連なっている。一つ一つの家が大きすぎて、道路を挟む程度では家並みを撮影することが難しい。 目の前の海には、ヨットが無数に並ぶ。 さらに、海を挟んで見える丘の上にも住宅が並んでいる。 感じるのは、緑が圧倒的に豊かであることだ。 緑が豊かであることを話すと、現地の方に、さらに東のロバートソン・パークまで足を伸ばすことを勧められる。 ポートジャクソン湾の入り口に位置するロバートソン・パークは海をはさみ、シドニーの街並みやシドニータワーを望むことができる。 パーク裏手の丘に登り、ダブルベイ方面の街並みを眺めると予想以上の緑の多さに少し驚いてしまう。 住宅を埋め尽くすように緑があふれている。綺麗に並ぶ高級住宅に加え、木々の緑と青い空、キラキラ輝く海のコントラストが、美しい都市と言われる所以かもしれないと感じられた。 続いて、きれいな弓なりの形をした砂浜が約1㎞にわたって続くボンダイ・ビーチを散策する。 同じくシティから東に車で20分程度のところにあるが、こちらは外海のタスマン海に面する。 ボンダイ・ビーチは、サーファーに人気で、シドニーを代表する砂浜と芝生のコントラストが美しいビーチだ。 観光地らしく、ビーチの周辺には、カフェやショップが有り賑やか。平日にもかかわらず、人も多い。 ビーチの周辺を車で回ると豪邸といわれるような住宅が美しく並ぶ。 やはりここでも、豊かな緑と色彩に圧倒される。
24_cent高級住宅街をまわり、シティに帰ってくるとセントラル駅の近くに壁面緑化がおこなわれている建築途中の物件を見つけた。 「セントラルパーク」という新築マンション住宅を含む再開発事業だ。 積水ハウスオーストラリアとレイザーズ・センターポイント・リミテッド(本社・シンガポール)の共同事業。 モデルルームが設置された販売センターを見学しながら話を聞くことが出来た。 この事業は、マンション約1900戸を中心に商業施設、ホテル、オフィスなどを配した大規模事業。 2014年の事業完了を目指している。 「新スポットとなる都会の憩いの場」をコンセプトに掲げ、世界的な建築家であるジャン・ヌーヴェルやフォスター+パートナーズなどを中心とするクリエイターにより、洗練されたデザインと環境配慮を両立している。 建物についてはオーストラリアの環境基準であるグリーンスターの5つ星を取得、さらに開発プロジェクト全体として6つ星の取得を目指すなどトップレベルの環境に配慮した開発が行われている。 計画地の中心には大きな公園を配し、それを囲むように壁面緑化などを施した建物が配置される。 また、開発地区全体の電気と温水の自家供給施設や汚水・雨水のリサイクルシステムの導入や、歴史的建造物のリノベーションなどを実施。サステナブルな付加価値の高いまちづくりが推進されている。 モデルルームは都心のコンパクトタイプが中心に紹介されており、コーディネート的には、東京の都心物件と似ている。 少し話は横に逸れるが、オーストラリアはほとんど地震が無く日本より耐震構造はゆるやか。 そのため、構造もシャープにできるのだが、それが影響しているのだろうか。 オーストラリアの住宅は、どことなく日本よりスマートで美しく見える。 これは、高級住宅街でも感じたし、再開発物件のモデルルームでも感じることができた。

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24_5シドニー生活事情
実はシドニーはこの20年間で、先進国の中で唯一インフレが続いている国。 元々、資源の輸出で経済が良好であったのに加え、中国・インドの経済成長による資源高で、さらに経済が好調となったためと言われている。 積極的な移民受け入れ=人口増加も内需拡大に奏功しているのだろう。 その為、物価が高い。 ヨーロッパやアジアで円高のメリットを享受する旅行が続いていたので、海外旅行なのにもかかわらず物価が高いという久々の感覚に驚いてしまう。 例えば、「世界一の朝食」「セレブが愛する味」などリコッタパンケーキで有名なbills(ビルズ)。 本店はオーストラリアのシドニーでシティーから少し離れた住宅街のようなところにある。 3人でのランチに9千円近くかかってしまった。 「うーむ、福岡のランチなら、どれだけのものが食べられるんだ。」とつい唸ってしまうヒトコマも。 また、移民(人口)の増加に伴うインフラの整備が遅れているようで、交通渋滞も年々ひどくなっているそうだ。 話は変わるが、夕方の16時くらいに帰宅ラッシュに巻き込まれたのには驚いた。 シドニーのお父さんたちは、この位の時間に子どもを学校に迎えに行く。 16時に帰宅して、経済が順調とは……。 個人の長時間労働と景気には、何の因果関係もない、そう感じるのであった。

 

 

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